中日友好楼

家に帰ってテレビを見てみると、NHKで中国残留孤児と孤児を育てた養母を取り上げた番組がやっていた。

以前本でもテレビでもベストセラーになった「大地の子」という話がありましたよね、まさに同じ境遇の人たちのことです。

中日友好楼とは、残留孤児を育てた養母達に感謝して寄付で建立された養母たちが住む建物のこと。

http://www.nhk.or.jp/special/libraly/04/l0012/l1205s.html

この残留孤児の問題で考えられないほどすごいことがあるんですよね。

・敵国(日本)の捨子と知っていながら、育てようとした。
・養母達は中国で(日本人を育てているからと)はぐ害を受けながらも育てようとした。
・立派に育てた。
・残留孤児が日本で永住することを許した。


すごい決断ばかりですよ。
口先だけでは到底出来ないことばかり。


人を育てるのは何十年もかかり、やりぬくのはとても難しい。


今現在、養母達は、身寄りなく寂しく暮らしている人も多数います。そして日本で暮らしている残留孤児も裕福でない人は、中国に行って親と会うことすらままならないそうです。



生き別れ状態。



テレビのワンシーンで悲しくなったこと、

(残留孤児の人は貯金をはたいて借金までして中国に行って親に会いに来ていました)

養母:「おまえが帰ってくることだけが私の生きる望みだよ。早く帰ってきておくれ。ずっとそばにいておくれ。」

孤児:「すぐにまた帰ってくるから、安心して。」

養母:「・・・」

孤児:「・・・」


お互いに目に涙を浮かべながら、沈黙が続いていました。お互いにもうこの世では会えないかもしれないと感じ取っていたからです。



あぁ、なんて悲しいんでしょうか・・・。



この番組を見たら自分の親のことを思い出した。


一緒に住むことは出来なくても、次に会ったときに自分の親を喜ばせるような人になっておきたいです。それが、今私が出来ること。



さらに思いました。残留孤児やパキスタン地震問題、色々な境遇の人が沢山いますがそういった現実と繋がった生活を送るようになりたい。


だって,自分ひとりだけの幸せを求めるのは何か変な感じがしますから。


(充実度60%)
(腕立て110日目)

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