システム開発プロジェクトのお話
このブログのタイトルにもあるように→(・・・オフショア開発・・・)
ブログのコンテンツの一つとして,システム開発・ITについての話を期待される方が少なからずいると思いまして,インド話ばかりでなはなく,そういった話もしていければと考えました。
という事で,今日はそんな,システム開発のお話。
といっても,
「システム開発とは・・・,○△■☆・・・」
と云々と説明などはせず,システム開発の現場で感じる問題意識や面白い話などを書ければと思います。
まずずっと昔から感じていることの一つに
進捗報告などで,作られた進捗を報告しているという事があります。(今のプロジェクトはかなり正直に報告していますが,以前携わったプロジェクトの幾つかは大変ひどかったです)
システムを発注しているお客さんに対して,進捗報告は週に1回は必ずやるのですが,そのときに,予定よりも遅れていた場合でも,遅れていないように報告します。
その心は,
最終期限までに,品質を保って納品出来れば良いんだから
それさえ守れば多少の偽情報を報告してもいいさっ
というものだと感じています。
お客さんが,偽情報を使って,進捗を良く見せているということが分かると,
今まで築き上げた信用は失墜しますよ。
こういった,
『結果が良ければ,その過程では,嘘をついても良い(何をしても良い)』
といったポリシーは,例えて言うなら,
姉歯元建築士のような偽装耐震工作をしたビルが,関東大震災級の地震が起きた後も,結果として崩壊(全壊・半壊)していなければ良い
というのと同じに思うのですよね。
これじゃイカンですよね。
一方,現実的に考えて,正直ベースで報告した結果,お客さんから見たイメージが悪くなり信用が低下する可能性も大いにあります。偽情報を使うほうが信用維持出来る確率は高いという事なんですね。
どのシステム開発会社でもやっている事なのでしょうか?!近年は一昔前よりも少なくなってきたとは聞きますが,それでもまだまだ根絶とは程遠いはずです。
システム開発の現場では,例えば進捗報告や納品物をめぐって,良心を痛めることがあります。
徐々にでも改善されていっていることを信じたいものです。